たとえ同じジャンルの作品であったとしても、作り手によってアイディアの源は実にそれぞれ。日々の何気無い風景や出来事も、あの日の思い出も、そして全てを包み込むような大自然も、作り手にとってはどれもが大切なアイディアの源になっていることを知ると、毎日目にする些細な物事だっていつもとは違う視点で見ることができそうですね。
色んな国の民族の衣装や布がとても好きです。アイデアにつまった時は、旅先で集めてきた布や服を眺めては次の旅行に想いを馳せてドキドキしてます。（それによってアイデアが浮かぶかと言えば時によりけりですが・笑）民族衣装には布の美しさを教えてもらいました。私のモチベーションの源です。
2枚目の写真は昨年訪れた東チベットの標高4000メートルにある草原でおこなわれていたお祭での一枚。今迄色んな国に行き色んな民族を見てきましたが、チベット族は特にかっこよくて大好きです。
植物の形。緑の頃も好きですが、色が変わり枯れるころの姿もまた惹かれます。実や枝がどんなつき方をしているかよく見えます。
私のアイディアの源は、大切な人や思い出です。つけてもらいたい人を想いながら、デザインを考えて編むことが多いです。写真は、紅葉を見に行った時の思い出の作品。いちょうの葉がひらひらと舞う様子が、ちょうちょが飛んでいるように見えてきれいだったので、ichou-chouという名のちょうちょブローチも作りました。
やはり私たちのアイディアの源はお花です。生花の活き活きとした華やかさ、ドライフラワーのように年月を重ねる美しさ、そのどちらをも私たちなりに表現できればと思って、花を育てたり、眺めたりしています。
旅先でふらりと古本屋さんに入るのが好きです。装丁も、植物の挿絵も素晴らしいハーブの本は、制作の合間によく手に取ります。ピーターラビットの本は、イギリスの田舎に住んでいた時のことを思い出させてくれます。長い間愛される、普遍的なものづくりに憧れます。
日常生活の中でふと目に飛びこんでくる色・形・感覚が、アイデアソースとして頭の中にストックされていくことが多いんですが、好きなアーティストの作品を観たり飾ったりすることも、気持ちが沸き上がって自分も何か作りたい！という衝動にかられる原動力になっています。
今回のテーマは「私のアイデアの源は」ということですが、Atelier Linkのアイデアの源は「空から降りてくる」ものです。
どういうボタンを作るかとか、作ったボタンの「なまえ」を何にするかとか、考えて考えても浮かんで来ないときはなかなか出てきません。そういうときは、アイデアが｢空から降りてくる」のを待つようにしています。「空から」という言葉を「無意識から」と言いかえてもいいかもしれません。創造、創作の源は自分の無意識の中にあるので、なかなか意識的に見つけ出そうとしても思い通りにいきません。そういうときは、むしろ受け身的に向こうの方から｢降りてくる」のをじっと待つことにしています。
私のアイディアは、海を見に行った日、友人や家族との会話との中で気づきがあった日、音楽を聴きに行った日、家へ帰ってひらめきをスケッチブックに描き留めるところから生まれるように思います。絵で描いたり、言葉で書いたりして、その気持ちをなぞるような感覚です。あとから見直して、作品にするには変だったら、ボツにしたり、試行錯誤を繰り返しながらも楽しい瞬間です。
わたしのアイデアの源は大好きな小説、音楽、日常の風景です。好きな小説や音楽に出てくるキーワードや言葉をメモしたり、記憶に残ってふと思い出すときにそのイメージを更に膨らませて言葉や絵でスケッチブックに書き残しています。また、日常の目にとまった風景を写真に残しており、そこから細分化して作品に反映しています。emiumigumiのアクセサリーやバッグなど全てタイトルを設けています。そのタイトルも作品の一部としてご覧いただけるともっとお楽しみいただけますので是非ご覧くださいね！
聞かれてみると…これといった源があるわけではない気がします。なぜか寝る前にふと思いつくことが多いですが。逆にアイディアの源にならないように気をつけている事としては、美術館や展示会に行った後はしばらく製作を控えます。どうしても素敵なものを見るとそれに寄ってしまうので。
出来るだけ他の誰も作らないものづくりをしたいので、オリジナル性を高めるため、自分なりに工夫をしています。あとは、手を動かして、たくさん失敗して…そのうちにアイディアが浮かぶのを待っていますね。
日常目にする、例えば部屋に飾ってある植物などの身近なものや、いろいろな色や形、自然の風景などです。
自分の使っているのもの、何か自分に引っかかったものを作っています。アイディアの源は、自分の中のうる覚えです。「正確な記憶」「調べる」、そんなことは関係なく多分こんな形かなというものを落書きしてそれをそのまま型紙にしています。綺麗に清書しない初めて描いた勢いをそのまま、テーブルの前で描くことはなくてどこかのイベントに行く電車の中がほとんどです。その未完成さは、こだわりであり源なのかもしれません。「思いついたアイデアをそのまま」。
わたしのアイデアの源は、本・映画・音楽です。この三つは、アイデアの芽が出てくるための土の部分です。
素敵だなと思う色に出会った時、織ったらどんな色に見えるかな、どんな色と合うかなと想像しながらカラーチップや画材で検討をつけます。ま、それを実際裏切るところが織りの魅力だと思っています。
フランス帰りの機内から撮影したものです。tamaki niimeのlabも自然に囲まれた環境にあります。それらの全てからインスピレーションが湧いてきます。