Atelier Link

控えめでありながらも、小さなボタン1つ1つがはっきりとした表情を見せるAtlier Linkの陶ボタン。釉薬が生うみだす、色彩の力強さや繊細さ、そして土の素材が生み出す温かさは陶器のボタンならでは。シンプルな生地にもそっと溶け込み、小さな花を添えてくれます。

【Atelier Linkさんに聞きました】

01 ご来場いただくみなさまに向けて自己紹介をお願いします
陶ボタン工房・Atelier Linkです。「極小の陶器」としての陶ボタンを作っています。洋服につけるボタンとしてはもちろん、身の回りの小物やアクセサリーとして、また食卓の彩りとしてなどとしてお使いいただけます。日々の暮らしをカスタマイズするアイテムとして陶ボタンをつかっていただけるよう提案をさせていただいています。

02 作品(商品)の見どころを教えて下さい
Atelier Linkの陶ボタンは土から生まれたものです。ですから、陶器の質感や色合い、手触りを楽しんでいただきくため、装飾は控えめにしています。コットンやリネン、ウールやシルクなど自然素材によく合い、布地によって陶ボタンの魅力が引き出されてます。陶ボタン単体では余り目立たないボタンが洋服や生地と出会うことによって魅力が引き出されます。

03 会場ではどのようなディスプレイでお客さまを迎えてくださいますか
春の訪れが感じられるような、季節感のあるディスプレーにしたいと思っています。また、陶ボタンの魅力は実物を手にとって、その質感や手触りを味わっていただくことで感じていただけると思っています。ですから、ご来場いただく皆様がお気軽に陶ボタンを手にとっていただきやすいようなディスプレーを目指しています。

04 最後に、会場にお越しになるみなさまへ一言メッセージをお願いします
今年もまた布博 in 東京に出展させていただきます。昨年にはなかった新しい陶ボタンもありますのでご覧いただきたいと思っています。「0.5グラムの陶器」である陶ボタンを手にとって、触っていただきたい願っています。Atelier Linkのブースに是非お越しください。

Atelier Link
http://www.instagram.com/atelier_link/

布博新作アイテム

Atelier Linkの陶ボタンを「0.5グラムの陶器」として生活のいろいろな場面でお使いいただき、「暮らしをカスタマイズ」する御提案をさせていただいています。その一環として、陶ボタンと陶のチャームをつけた「わたしのハンカチ」をつくりました。ハンカチには国産リネンダブルガーゼを使用しております。洗濯ネットに入れて洗濯機で洗濯も可能です。 「布博 in 東京」では、春らしい3色のハンカチを取りそろえました。

わたしのアイディアの源は…

今回のテーマは「私のアイデアの源は」ということですが、Atelier Linkのアイデアの源は「空から降りてくる」ものです。
どういうボタンを作るかとか、作ったボタンの「なまえ」を何にするかとか、考えて考えても浮かんで来ないときはなかなか出てきません。そういうときは、アイデアが「空から降りてくる」のを待つようにしています。「空から」という言葉を「無意識から」と言いかえてもいいかもしれません。創造、創作の源は自分の無意識の中にあるので、なかなか意識的に見つけ出そうとしても思い通りにいきません。そういうときは、むしろ受け身的に向こうの方から「降りてくる」のをじっと待つことにしています。

ここが私の仕事場です

「小さな陶器」である陶ボタンを作るために使っている道具が並んでいます。
ミリ単位の大きさをそろえるためのノギス、陶芸用のナイフ、ボタン穴の面取りをしたり、細かな削りをするミニルーター、釉掛け用のピンセットなど、細かな道具たちが作業台の上には並んでいます。