布博出展者に同じテーマの質問をして、お送りいただいた回答を公開する一斉公開デー! 記念すべき第1回目のテーマは「わたしの仕事道具」です。布博出展者のみなさまは、一体どんな道具を使って作品を生み出すのでしょうか? 作品が出来上がる背景を感じることができる、各々の“相棒”をご紹介します。ここでしか見ることができない貴重な仕事道具は必見です。どうぞお見逃しなく!
・admi
洋裁の仕事をしていたおばあさまの形見というこの「裁ちばさみ」。ものを大切にする人だったことが写真から伺えるほど、手入れが行き届いています。長い月日を経て、大切に使い続けられている姿に感銘を受けますね。
かばん縫製屋の親方からいただいたという「糸切りばさみ」。切れ味抜群で、赤と青のカラーリングがお気に入りだそうです。
傘を形成する三角形のパーツの「コマ」を断裁する木型。この裁断によって傘のフォルムが決まるそうです。手前の一枚の木型は飯田さんがお師匠さんより譲り受けたもの。それ以外は手づくりので、いくつかの大きさ・形のものが用意されています。
Veritecoさんの作品には、様々な種類のハサミが使われています。布、糸、革用など素材別に使うハサミ。花弁の形を作るピンキングバサミは、なんと3種類も!
eccominさんが使うのは、18年一緒にいる編み機。ニットデザイナー・野口智子を支え続ける、まさに相棒です!
emiumigumiさんが使うお裁縫箱のフタにはマグネットが並んでおり、針をとる時に役立つ工夫が施されています。
刺繍糸、針(ニードルタイプと刺繍針)、糸切りハサミ、キャンバス。グラデーションに欠かせない種類豊富な刺繍糸は色分けしてBOXに入れているそうです。
アイディアを書き留めるクロッキー帳と、テキスタイルの図案を描く画材。アクリル絵の具、コンテ、ペン、鉛筆、スプレーなど、様々な画材を使って描くCanako Inoueさんの透明感溢れるテキスタイルは必見です!
KAYO AOYAMAさんがテキスタイルを描くのに使うのは、コンテ・ア・パリのグラファイト鉛筆。塗りつぶした時の表情も楽しめる鉛筆は、いつも決まって3Bを使っているそう。
・KESHIKI design by YUMI YOSHIMOTO
大胆かつ繊細なテキスタイルは、クレヨン、クレパス、ダーマトグラフ、パレットナイフで描かれています。パレットナイフはクレヨンで描いた部分を削る時に使っているのだとか。
かぎ針とレース針、糸、とじ針、はさみを使い、アクセサリーを制作。レース糸以外にも、手縫い用の糸でも編めそうな糸を使って編んでいるそうです。
玉木新雌さんが一目惚れをし、譲り受けたという1965年製の織り機。現在は部品も作られていない希少な織機が織る作品は唯一無二にふさわしい表情をみせてくれます。