作り手がどのような思いで、ひとつひとつの作品を生み出しているか? それを直接、近い距離で聞くことができるのが、布博の大きな魅力のひとつなのです。
布博では多くの個性的な作家が参加します。ものづくりの「こだわり」について作家本人から聴くことができるのも布博の楽しみです。Atelier Linkは「ボタン」というかたちで陶器を作っています。「0.5gの陶器」でどのような表現ができるかがテーマです。洋服につけたり、食卓の小物にあしらったり、アクセサリーにしたり、小さな陶器で日常をカスタマイズする提案をしていきたいと思っています。そういう発想をふくらませようとするとき、布博という場所、そこに集う作家の個性、いらっしゃる様々なお客様の個性から、いろいろな刺激を受けることができます。そこは思いもよらないような「化学反応」の生じる場所です。
KESHIKI design by YUMI YOSHIMOTO
布博の楽しみ方は会場にあるフォトスポットです。布博会場には撮影して楽しめるフォトスポットがあります。写真は前回のフォトスポット用に手紙社の方が作成してくれたファブリックボードです。今回の布博では特製フォトフレームが出現するそうなので是非記念に撮って楽しんでくださいね。お買い物以外にも会場で楽しめるコンテンツがたくさんあるので是非遊びに来てください。
布博に初めて参加させていただきますので、想像ですが、わたしを含め、出展者の皆さんは、作品を作る際にいろいろな出来事に遭遇し、一枚の布が出来上がるまでに様々な製作秘話があると思います。直接作り手さんに詳しくお話を聞けるのも、布博の醍醐味だと思います!(写真は今回のインド滞在中のものです。オリジナルの図案で手刺繍をしてもらっているところです)
私は布博出展が2回目になりますが、1回目に他の出展者さまのブースを拝見して発見したことが”普段はお買い求めできない布博限定オリジナルアイテム”をご用意されていることです! そこで今回私もご用意させていただきました。こちらの「”おまもり”ステッカー」です。元は刺繍絵というオブジェの作品です。是非布博の思い出のひとつのアイテムとなれば幸いです。
イイダ傘店マーケットの目印として、布博では必ずと言っていいほど登場するのが、この色鮮やかな『タープ』。傘店の雨傘生地を繋ぎ合わせたものなので、過去のテキスタイルのアーカイブを楽しんでいただけます。他の出展者さんも、それぞれのオリジナルテキスタイルを吊るしてる方が多いので、ダイナミックな布の空間を体感していただけたらと思います!
テキスタイルは簡単にできているように見えるものでも、実はとても手間がかかっていたりたくさんの行程を経てできていたりします。どんな方法で作られているのか、じっくりと近づいて見たり作者に聞いてみると面白いかもしれません。
点と線模様製作所
各作家さんハギレセットなどを出しています。それは普段は手に入れられないもの。裁断作業時の残布などはお得なだけでなく、制作の過程を感じられる一品ではないでしょうか。探してみると楽しいかもしれません。