この度は「布博 in 東京 vol.14」にご来場いただき、誠にありがとうございました。布にまつわる作り手たちによって紡がれた世界は、みなさまの目にどのように映ったでしょうか? 初めて会場に足を運んでいただいた方からは「見たことのない景色に感動した」と、4年ぶりの開催を待ち侘びていた方からは「懐かしい」という声が私のもとにも届きました。さまざまな方が、さまざまな思いで、「布博」生誕の地でもある町田パリオにご来場いただいたことを、私は一生忘れないと思います。
日々の暮らしがあって、時には葛藤や苦しみもあって。みなさまがこれから歩む長い人生の中で、一瞬でもこの3日間の出来事を思い出してくれたら、鮮烈な記憶として蘇る瞬間があったら、これほどに嬉しいことはありません。目まぐるしい日々の中で、確かな幸せを感じられる瞬間がここにあって、それがみなさまの中に残り続くことがあれば、布博冥利に尽きます。今回の布博がみなさまの良き思い出となることを祈っています。2013年2月に産声をあげたテキスタイルの祭典は、来月で11歳を迎えます。「布博」の歴史に、みなさまと新しい1ページを刻めたことを、心より嬉しく思います。
それでは、またどこかでお会いできますように。会場を華やかに彩ってくださった出展者のみなさま、運営を裏から支えてくださったサポーター、この舞台を用意していただいた町田パリオのみなさま、そして何より、ご来場いただいたあなたに最大の感謝を、この場をお借りして申し上げます。
手紙社 布博事務局