Milleturu

デザイナーの天野千鶴さんがオリジナルテキスタイルのデザインから仕立てまでを手がける「Milleturu」。一着一着オーダーメイドで仕立てられる洋服は、まさに「着る人に寄り添う服」。ふわりと優しく包み込まれるような着心地の良いオーダーの服をぜひ体験してみてください。

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【Milleturu 天野千鶴さんに聞きました】

01 ご来場いただくみなさまに向けて自己紹介をお願いします
奈良にアトリエとショップを構え、セミオーダーのお洋服をお仕立てしているMilleturu(ミルツル)と申します。この度、奈良をとび出し、布博へ初めて参加させていただきます。

02 作品(商品)の見どころを教えて下さい
Milleturuのお洋服は全国の産地で作られるオリジナルテキスタイルをはじめ、こだわりの生地から生まれます。全て受注生産で一点一点お客様のためにお仕立てしますのでサイズ直しだけでなく、ボタン、衿の変更、その他可能な限りご要望におこたえします。
仕上がりまでお時間をいただきますが、ゆったりと流れるものづくりの時間の待ち遠しさと、長く着られるお仕立て服をぜひ体験していただきたいです。
今回、以前から沢山ご要望をいただいておりましたMilleturu オリジナルテキスタイルのミニバッグなど小物も数点お持ちする予定ですので、たくさんの方にご覧になっていただけましたら幸いです。

03 会場ではどのようなディスプレイでお客さまを迎えてくださいますか
オリジナルテキスタイルが出来るまでのエピソードと共に洋服をご覧いただければと思います。

04 最後に、会場にお越しになるみなさまへ一言メッセージをお願いします
こだわりの生地から生まれるMilleturuのお洋服。ぜひご試着してMilleturuのコンセプトである「着る人によりそう服」の着心地を体験してもらいたいです。また、ワークショップは、初心者でも作りやすいよう工夫をしていますので、たくさんの方にお裁縫のたのしさをお伝えできればと思っています。

Milleturu
〒639-1160
奈良県大和郡山市北郡山町130-3
tel. 0743-52-4420
http://mille-turu.com

わたしのブースの目印はこちら

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こちらの真鍮の看板が目印です。普段奈良のショップにかけているもので、金属作家のyuukuさんに作っていただいたものです。当日みなさまにお会いできるのをたのしみに、Milleturuブースでお待ちしております♪

今回の目玉商品

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ずっとご要望をいただいていたミニバッグが布博でデビューします。柄の出方と裏地がそれぞれ異なる一点もので、この生地はあの時にあの作品に使ったなぁ……など一点一点に物語がある作品です。なかにはレアなものもありますよ~! ミルツルロゴのタグもポイントです。ミニバックと言えども23×23cmあるので結構入ります。

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Milleturuのもの作りをご紹介するパンフレットが完成しました。ブランドに込められた想いや、オーダー方法、これまでのオリジナルテキスタイル一覧などを、32ページにわたりご紹介。こちらは無料配布しておりますので、たくさんの方にお手に取っていただけましたら幸いです。

わたしの仕事道具

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<お裁縫道具>
裁ちばさみ
糸切りばさみ(クロバー)
目打ち(BUNKA)
リッパー(BUNKA)
ものさし
針山

お裁縫道具が一番シンプルです。ちなみに、縫製する時はトレーに入っている道具のみ使用します。裁断はロータリーカッターでしますので、裁ちばさみはノッチ(切り込みで入れる合印)を入れるのがメインです。糸切りばさみとリッパーは切れ味が悪くなったらその都度買い換えます。目打ちは印を入れたり、角を出したり、縫製の際生地を送ったりと何かと便利です。ものさしは竹製が一番使い易いです。縫い代をアイロンで折る際、プラスチック製ですと溶けてしまうおそれがありますが、その点、竹製なら安心ですので。手作りの針山はOTA MOKKOさんの寄木小箱に入れて使っています。まち針はほとんど使いませんので、針山は手縫い針がメインで使用していす。刺しにくい図案にしてしまったので、顔の周りにしか刺していませんが・・・

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<製図道具>
方眼定規(BUNKA)
カーブ尺(BUNKA)
メジャー2m(クロバー)
シャープペンシル(ステッドラー製図用)
練り消し(月光荘)
2B鉛筆(ファーバーカステル)
鉛筆削り(月光荘)
スケッチブック(月光荘)

方眼定規は角が欠けてきたらその都度買い換えます。カーブ尺は他のメーカーも使用しましたが、こちらが一番しっくりきます。メジャーは1.5mが一般的ですが、私は2m派です。2mあれば大抵のものが測れますので。でもなかなか売っていないので失くしたとき再購入するのが大変でした。パターンを引くときはステッドラーの製図用シャープペンシルと、カスが出ない練り消しゴムを使います。
トワル(仮生地)にうつし取る際は2Bの鉛筆で。鉛筆削りは月光荘のものがサクサクとストレス無く削ることができ気に入っています。スケッチブックにはお客様とご相談した際のデザイン画や修正点など細かくメモしています。セミオーダー、フルオーダー、ウェディングなどで分けていて、こちらを見ながらパターンを引きます。

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<デザイン道具>
水彩色鉛筆120色(ファーバーカステル)
顔彩(吉祥)
日本画練絵具(上羽絵惣)

竹ペン
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テキスタイルの図案やデザイン画を描くときに使います。主に使うのは水彩色鉛筆と日本画用の顔彩と練絵具。水彩色鉛筆は水で溶けますが、手描き感を適度に残すこともでき、様々な表現が可能で重宝しています。顔彩と練絵具は日本の繊細な色味が好きなので。筆以外にスポンジや竹ペンも使います。