Atelier Link

控えめでありながらも、小さなボタン1つ1つがはっきりとした表情を見せる「Atlier Link」の陶ボタン。釉薬が生うみだす、色彩の力強さや繊細さ、そして土の素材が生み出す温かさは陶器のボタンならでは。シンプルな生地にもそっと溶け込み、小さな花を添えてくれます。

dsc_0256

dsc_0267

dsc_0285

dsc_0324

dsc_0252-%e3%81%ae%e3%82%b3%e3%83%92%e3%82%9a%e3%83%bc-2

dsc_0192

【Atelier Linkさんに聞きました】

01 ご来場いただくみなさまに向けて自己紹介をお願いします
「つながるボタン」をテーマに陶ボタンの制作を続けてきました。Atelier Linkの陶ボタンはなるべく装飾を控え、ボタン自体が存在を主張するよりも服につけられて初めて完成するようなボタンを目指しています。

02 作品(商品)の見どころを教えて下さい
Atelier Linkの定番陶ボタン(Linkライン)の展示に加えて、今回は京都に相応しい新作のボタンシリーズも発表する予定です。

03 会場ではどのようなディスプレイでお客さまを迎えてくださいますか
陶ボタンの他に、陶ボタンを使ったヘンプやリネンの布小物も展示します。自然素材と相性の良い陶ボタンの、洋服以外の使い方をご提案させていただきたいと思っています。また、陶ボタンは直接実物を手にとっていただき、触れていただくことで、写真ではわからない陶ボタンの質感や手触りをお楽しみいただけるような展示にします。

04 最後に、会場にお越しになるみなさまへ一言メッセージをお願いします
昨年に引き続き、布博 in 京都に出展させていただくことになりました!
昨年とはまたひと味違うAtelier Linkの陶ボタンをご覧いただきたいと思います。新しいシリーズのボタンもありますので、Atelier Linkのブースでお待ちしております。

Atelier Link
http://www.instagram.com/atelier_link/

わたしのブースの目印はこちら

DSC_0077

立春の日に開催される「布博 in 京都」。Atelier Linkのブースではビオラの花をディスプレーします。長く厳しい寒さにも耐えながら可憐に咲くこの花がたくさんある中で陶ボタンを展示します。どうぞ皆様、Atelier Linkのブースはビオラを目印に見つけてください。

出展者が教える布博の楽しみ方

DSC_0158

布博では多くの個性的な作家が参加します。ものづくりの「こだわり」について作家本人から聴くことができるのも布博の楽しみです。Atelier Linkは「ボタン」というかたちで陶器を作っています。「0.5gの陶器」でどのような表現ができるかがテーマです。洋服につけたり、食卓の小物にあしらったり、アクセサリーにしたり、小さな陶器で日常をカスタマイズする提案をしていきたいと思っています。そういう発想をふくらませようとするとき、布博という場所、そこに集う作家の個性、いらっしゃる様々なお客様の個性から、いろいろな刺激を受けることができます。そこは思いもよらないような「化学反応」の生じる場所です。

今回の目玉商品

DSC_0072

DSC_0145

DSC_0159

DSC_0171

「わたしのハンカチ」と「ちいさなハンカチ」
Atelier Linkでは、陶ボタンを「小さな陶器」として暮らしの中に取り入れていただく提案をさせていただいています。そのひとつとして、「布博 in 京都」では、やわらかなリネン生地に陶ボタンと陶のチャームをつけたハンカチを出展します。

「わたしのハンカチ」と名づけたこのハンカチは、ひとつとして同じものはありません。ご自身のイニシャルやお好きな陶ボタンのついたお気に入りのハンカチを探しにいらしてください。

「わたしのハンカチ」よりもひとまわり小さい、お子様のポケットにも入るような「ちいさなハンカチ」もご用意しました。

わたしの仕事道具

DSC_0016

陶ボタンを作るには土を型で抜くのですが、型で抜いた時点ではぶ厚く、周囲に「バリ」が付いていたりします。そこで粘土が乾燥したところで、「削り」の作業をします。陶器のうつわの場合は陶芸用の鉋(カンナ)で削りますが、ここではサンドを使って削ります。紙ヤスリやサンドスポンジなど、粘土の種類やボタンの大きさや形に応じて使い分けています。

乾燥しただけの陶ボタンはとても脆くて壊れやすいので、細心の注意をしながら削ります。そうしてボタン穴にも通りやすいような形に整えていきます。実はこの作業、粘土のホコリが大量に舞って粉塵まみれになる作業のため、防塵マスクが必需品になります。写真は、その作業の相棒となってくれている道具たちです。ご覧のとおり粉にまみれになっていて、あまり見栄えは良くありませんが、この道具が最終的な陶ボタンの形を整えてくれています。