松永武さんと高井知絵さんのご夫婦による染布ユニットkata kata(カタカタ)。和紙に模様を彫りぬいた型紙と、もち米から作られる糊を用いて文様を染め出す「型染め」という技法を得意とし、作品を生み出しています。そう、その名の由来は型染めの“型(かた)”から。kata kataのテキスタイルの特徴は何と言ってもその鮮やかな色使いと、布の上で動き出しそうなほど生き生きとした表情の動植物たち。勢いよく泳ぐ魚の大群。のっそりと佇むナマケモノ。ひらりと1枚の布を広げれば、そこから物語が紡ぎ出されます。
A B O U T
◇ ご来場いただくみなさまに向けて自己紹介をお願いします
型染め、注染、プリントによるオリジナルの染布を制作しています。モチーフとなるのは日々の生活の中で感じる全ての事柄です。動物、昆虫、植物、風景……。それら全てに物語を想像し、布を染めることは私たちにとって大きな楽しみです。布を広げた時に、ものがたりを想像できるような、会話が生まれるデザインを心がけています。私たちkata kata は温かい空気を生みだす、そんな布づくりをしていきたいと思います。
◇ 作品づくり、ものづくり、今の活動をスタートされるきっかけとなったエピソードを教えてください。
型染めを大学で学んでから、染め布を制作する事の愉しみを知りました。これを職業にしたいと漠然とした考えを持ったのも大学生の時です。高井の両親が型染め作家をしていて、工房を訪ねているうちに型染めがより身近な表現方法の一つになりました。いろんな大学の学園祭で手染めの布雑貨を売っていた頃を懐かしく思います。
C O L L E C T I O N
◇ kata kata
東京都調布市西つつじヶ丘4-23-35104
Tel:042-444-8438
http://kata-kata04.com
クレジットカードの利用:可