本とコーヒー tegamisha | 布博 in 東京 vol.10

様々なステッチの種類はもちろん、刺繍に向く布・向かない布、糸の種類など、刺繍を始めるうえでの基礎が写真と図解で詳しく紹介されており、初めて挑戦する方にお勧めしたい一冊です。 — 『はじめてでもきれいに刺せる　刺しゅうの基礎』」（安田由美子／日本文芸社）

あのCHALKBOYさんの刺繍本!? …と編集の方の目の付けどころに、膝をバシバシ叩きまくり。同じアルファベットでも、CHALK BOYさんの図案を使えば独特な雰囲気に。甘すぎないワンポインにおすすめの、他に類を見ない刺繍本です。万年筆で描かれた図案も楽しめます。 — 『刺しゅうで楽しむCHALKBOYの手描きグラフィック』（学研プラス）

ガーゼのハンカチに、シンプルなバッグに、イニシャルを一つ施しただけで、「私だけの」オリジナル感はぐっと増すもの。そんな願いを叶えてくれる図案がたっぷり掲載。イニシャルを一つ施したブローチをプレゼント、なんて素敵です。 — 『annasのもじの刺しゅう』（川畑杏奈／光文社）

我らが点と線模様製作所さんによる昨年末出版されたこちらは、リピート可能な図案集。総柄にして額として飾ったり、ポーチを作ったり。縦に、横に、斜めにと、自分の希望の大きさにどこまでも景色は広がっていきます。 — 『ten to senの模様刺繍』（岡理恵子／グラフィック社）

古い植物図鑑を手にしたような、シックな刺繍図案集。一輪の花や、ひとひらの葉だけを刺繍しても、ぐっと雰囲気を作ってくれるのが植物の不思議なところ。白い布に白の糸で刺繍したページも美しくおすすめです。 — 『植物刺繍』（浅賀菜緒子／文化出版局）

「言葉で綴ることは苦手だけど、針と糸を通してなら…」と語る蓬莱さんの刺繍本は、開けばそのひと針ひと針が美しく、ため息が漏れてしまいそう。一つの絵画を見ているような、物語すら感じる見ても楽しい一冊です。 — 『刺繍で綴る日々の装い』（蓬莱和歌子／文化出版局）

ポーランドの東北部にある小さな「ヤノフ村」には、二重織りという技法を使った、表も裏も楽しめる絵織物があるのだそうです。縦糸と横糸を紡ぎながら模様を生み出していくその過程に大切に引き継がれてきた伝統と浪漫を感じずにはいられません。 — 『ポーランドヤノフ村の絵織物』（秋元尚子・藤田泉／誠文堂新光社）

本とコーヒーat布博では、子ども服作りの書籍も数多く取り揃えます。こちらはスタイリストの堀江さんによるソーイング本。色の使い方や、柄の選び方、レースやリボンの使い方も参考になります。タイトルの「for your angel」の通り、かわいい子どもたちを思いっきり可愛く！してしまう一冊です。 — 『小さな子どものためのかわいい服　Easy Sewing for your angel』（堀江直子／文化出版局）

生成りの生地のみで作られた様々な形のバッグが並ぶ表紙。これは「好きな色や、柄の生地をあてはめてあなただけのセルフオーダーメイドバッグを作って欲しい」という著者の思いから。アレンジ自在な袋の形20点、持ち手の形14点、ポケットの形17点が掲載。布博で出会った生地を素敵なバッグにしてみませんか。 — 『バッグの型紙の本』（越膳夕香／日本ヴォーグ社）

比較的平面的で、縫うところが少なく、フリーサイズのエプロンは、初心者向けかつ楽しんで作れるアイテムの一つ。とはいえポケットをつけたり、ギャザーを寄せたりと、裁縫のレベルアップにもつながります。ひとつを自分用に作ったなら、２つめ、３つめとその人の使いやすそうな形を考えながら作りプレゼントするのも楽しいですね。 — 『エプロン作りの基礎ノート』（しかのるーむ／文化出版局）

人気の猫が手芸の世界にも登場。猫のブローチ、猫のペンケース、猫のポーチ、猫のコースター……猫と手芸が好きな人には、たまらない組み合わせではないでしょうか。一緒に暮らす猫の色と模様でアレンジしてみても。 — 『いちばんやさしい猫アップリケ』（エクスナレッジ）

kata kata、点と線模様製作所、十布、トモタケ、admiなどお馴染みのテキスタイル作家さんが多数紹介されているこちらはまるで布博のガイドブックのよう。手紙社のオリジナルテキスタイルも掲載されています。 — 『かわいい布ものデザイン』（パイインターナショナル）

今回も古書モダン・クラシックさんにご協力いただき、手芸古書を多数揃えました。新しさすら感じさせてくれる手芸古書からは、制作のヒントも得られそうです。 — 古書モダン・クラシックさんの手芸古書

同じく古書モダン・クラシックさんより。手芸古書の独特な雰囲気は、インテリアとして飾っても楽しめます。 — 手芸古書の独特な雰囲気は、インテリアとして飾っても楽しめます。

古書モダン・クラシックさんには、前回の３倍以上の手芸古書を揃えていただき見ごたえも十分。ぜひお立ち寄りください。 — スウェーデンの刺繍キットメーカーとして有名な「ノルディスカ社」による昭和58年発行の作品図案集も。

【本とコーヒー tegamisha　城田波穂さんからメッセージが届きました】

▼会場にお越しになるみなさまへ一言メッセージをお願いします

「もみじ市」「東京蚤の市」「紙博」そして今回の「布博」を主催する手紙社が運営する調布市の書店「本とコーヒー tegamisha」です。よい本に出会えた１日が、とても充実した１日だったと思えるあの感覚を調布の小さな町からお届けできることを願って、とにかく一冊一冊を丁寧に選ぶことだけを続けてきました。「この日を機に、刺繍に挑戦してみたい」「布博で素敵な生地を手に入れて、子供服を作りたい！」「私にもできるバッグ作りの本を」「飾ってもかわいい古書の手芸本を」といった声に応えるべく、テキスタイル好き・手芸好きのみなさんをワクワクさせる書籍を取り揃えてお待ちしております。

▼今年で5周年を迎える布博について、コメントをお願いします

出展される各作家さん、店舗はもちろんのこと、年代問わず来場くださる皆さんの好きなものを見るキラキラした瞳や、おしゃれなコーディネートも見どころの一つ。好きなものが同じ人が集まる場所って最強ですよね。5周年を迎える今年は、会場も変わり東京流通センターに。また新しい布博を楽しみにしています。

▼本とコーヒー tegamisha

〒182-0007 東京都調布市菊野台1-17-5 1階　本とコーヒー tegamisha
042-440-3477
http://tegamisha.com