【TALK】柴崎友香× 神尾茉利 (18日)

「刺繍と小説のこと」

美術家・神尾茉利さんが様々な小説から着想を得た刺繍作品をお披露目している『刺繍小説』。物語の中に登場する刺繍のシーンを再現したり、登場人物を動物に見立ててみたりと、“刺繍”を切り口に読書の楽しさや奥深さを教えてくれる1冊となっています。今回の布博では、『刺繍小説』のなかでも取り上げられている『パノララ』の著者・柴崎友香さんと神尾さんによる対談を行います。お二人の活動や作品が誕生する背景などのお話を聞くことができる、とても貴重な機会となっていますよ。


撮影 ナオミサーカス

柴崎友香/プロフィール
大阪生まれ。2000年に初めての単行本『きょうのできごと』を刊行。2007年『その街の今は』で藝術選奨文部科学大臣新人賞、織田作之助賞大賞、咲くやこの花賞を、2010年『寝ても覚めても』で野間文芸新人賞を、2014年『春の庭』で芥川賞を受賞。『刺繍小説』で神尾さんが取り上げた『パノララ』のほか、『わたしがいなかった街で』『千の扉』『公園に行かないか? 火曜日に』など小説・エッセイの著書多数。
http://shiba-to.com/

神尾茉利/プロフィール
神戸出身。多摩美術大学を中退後、刺繍・絵・言葉を使った作品の発表を続ける。刺繍本『ひみつのステッチ』、紙に刺繍をする『紙刺繍のたのしび』、すべて刺繍でできた探し絵本『さがそ!ちくちくぬいぬい』など、出版活動も行う。昨年(2019年)には、小説に描かれる刺繍に着目した“読む刺繍の本”『刺繍小説』を扶桑社から出版。
http://kamiomari.com/

日程:2020年1月18日(土)
時間:14:15-15:00
会場:「布博 in 東京 vol.13」会場内ステージ