【「布博 in 東京 vol.10」糸の風合いと幾何学模様を楽しむファッショナブルな“織”の世界】

表現の自由度が高いプリントテキスタイルに対して、糸を重ねて徐々に作り上げていく織布。技とイマジネーションの集積である織物の魅力は、なんといっても糸の素材感を生かした触覚的な風合い。糸を染めてから編み上げるので退色もしにくく丈夫です。布博で手に入れることができる織のアイテムはデザインも素材も洗練されたものばかり。高級なイメージがあるかもしれませんが、厳選された原料と手織りを中心とした高度な技術に裏打ちされた作品の数々を見れば、安いくらいかもしれません。制限された工程の中で表現を追求するため、アイデア豊かな織の世界。この機会にぜひ直に手で触れながら、しっくりと馴染むものを探してみるのはいかがでしょう?

 

nagamori chika
“紐の色あわせもそれぞれ違います。
手織り布を使った手提げバッグ。nagamori chikaの手織り布は、色も模様もバリエーション豊富。独自に染めた糸を使って織の醍醐味が詰まっています。

 

tamaki niime
近づいてみると。ほらふんわり。
播州織の最先端を行くtamaki niimeの代名詞的なショール。迷ってしまうほど多彩なショールは心地よさも抜群で、軽やかに色をまとうことができそうです。

 

八重樫茂子
がま口バッグ。リボンを取り替えてあなた好みに変えても。
八重樫茂子さんの織のルーツは北欧。厚手で人気のショールやマフラーはひとつ手元に置いておきたいし、がま口バッグは季節を問わず活躍すること間違いなし。

 

Suno & Morrison
定番のガラ紡ストールシリーズ
オーガニックコットンを日本の伝統的な“ガラ紡”で紡ぎ、手織りしたSuno & Morrisonのストール。見るからに触り心地が良さそうで、スタイリッシュな柄は男性にもおすすめです。

 

YURI HIMURO
昨年発表したSATOYAMAも販売予定です
“二重織”の構造で、上層をカットすると下の模様が現れるユニークな表現で人気のYURI HIMURO。ギミックだけでなく、絵画的な造形力の高さも必見です。

 

trois temps
Lサイズよりもずっとコンパクト。肩掛け用のヒモがついています。
糸と糸の間に含まれる空気感や温度を大事に表現するために、織にたどり着いたというtrois temps。糸の表情が表れるようなトートバッグをはじめ、小物も充実しています。

 

MAITO / 真糸
ふんわりとしたシルクの二重織りマフラー。 2枚の生地の間で、両端だけを留めた糸が優雅に揺れ動き、 張りがありつつもふんわり優しい印象に仕上げています。
MAITO / 真糸がお届けするシルクの二重織りマフラーは、100%天然素材による草木染めの糸を使用。多彩で軽く、色褪せにくく、これから迎える春にぴったりです。